血糖値が高い方が注意すべき病気として、まっさきに挙げられるのが糖尿病です。生活習慣の変化や高齢化により、糖尿病の患者数は増加の一途をたどっています。今や糖尿病は日本人の国民病になりつつあるのです。また、糖尿病にはさまざまな合併症があり、高血糖を放置するとさらなる病気を招きかねません。そこで今回は血糖値が高いときに現れる症状や、糖尿病の合併症についてご紹介し、血糖値を気にしている方でも安心できる食事、についてご紹介します。
血糖値が高いときの症状
血糖値が高くなると、さまざまな症状が現れます。軽度の糖尿病は自覚症状が現れないことがあり、以下のような症状に気づいたときにはすでに糖尿病が進行している恐れがありますので注意が必要です。
尿の量や回数が増える
血糖値が高いと、腎臓が水分とともに糖を排泄しようとします。そのため尿の量や回数が増えることがあります。
喉が渇いて水分をたくさん摂る
尿の量や回数が増えることで脱水状態になりやすく、喉の渇きを強く感じることがあります。喉の渇きをおさえようと水分を摂ることで、尿の量がさらに増えるという悪循環に陥りやすくなります。
体重が減少する
インスリンの働きが悪くなると、糖をエネルギーとして利用することができなくなります。糖の代わりに脂肪や筋肉のたんぱく質をエネルギーに換えるようになり、その結果体重が減少します。
疲れを感じやすくなる
糖をエネルギーとして利用できなくなると細胞がエネルギー不足に陥り、体重の減少も影響して疲れやだるさを感じやすくなります。
糖尿病が招く合併症とは
糖尿病の進行は神経障害や網膜症、腎症などの合併症を引き起こすことがあります。これらは三大合併症とも呼ばれています。
糖尿病神経障害
糖尿病神経障害には感覚・運動神経障害と自律神経障害を含む多発神経障害と、脳神経障害などを含む局所性の単神経障害の2種類があります。
多発神経障害ではしびれ感や冷感、感覚鈍麻など、単神経障害では外眼筋麻痺や顔面神経麻痺などの症状が現れます。発症や進行には血糖コントロール不良や糖尿病罹患期間、高血圧、飲酒、喫煙などが関与し、悪化すると壊疽(えそ)を起こして手足の切断が必要となるケースもあります。
糖尿病網膜症
糖尿病網膜症は網膜の血管に障害が起こる病気で、進行すると失明に至る恐れがあります。自覚症状はないことが多く、かなり進行して初めて視力障害に気づくこともあります。予防や早期発見には、定期的に眼科を受診することが有効です。
糖尿病腎症
糖尿病腎症は腎臓の血管に障害が起こる病気で、最終的には人工透析が必要となります。進行の抑制には血圧や血糖のコントロールが有効とされています。
参照:http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/GL2016-09.pdf 糖尿病診察ガイドライン2016 南江堂 糖尿病腎症
食べ物と糖尿病の関わり
糖尿病によい影響を与えるとされる食べ物がいくつかあります。どのような人が病気にかかりやすいかを食習慣や運動などの生活習慣から調査し、10年以上にわたって追跡してきた「※JPHC Study」では、食べ物と糖尿病の関連についても成果が報告されています。
魚介類
アジやイワシ、サンマなどの脂の多い小・中型魚の摂取で男性の糖尿病発症リスクが低下する傾向が見られました。
大豆食品
大豆の摂取により、肥満や閉経後の女性において糖尿病の発症リスクが低下する傾向が見られました。
野菜や果物
緑の葉野菜とアブラナ科野菜を多く摂取した男性において、若干のリスク低下傾向が見られました。肥満や過体重、喫煙習慣のある男性の場合はこの傾向が強まります。
※JPHC Studyとは? https://epi.ncc.go.jp/jphc/index.html
食べ物で健康に近づこう
糖尿病を含む生活習慣病を予防するためには、毎日の食事に気をつける必要があります。栄養価のバランスや血糖値を考慮し、長く続けられる安全な食品で、ご自身を健康に導きましょう。
栄養豊富な「卵酢」で予防をサポート
古くから伝わる「酢卵(すたまご)」という民間食には、さまざまな健康効果があるとされています。
卵の殻に含まれる豊富なカルシウムが摂取できるほか、高い血圧や血糖値、総コレステロール値などにも働きかけ、健康な体づくりをサポートしてくれると雑誌などのメディアで評判を呼んでいます。
中でも松本ファームが独自に製造する酢卵「卵酢(らんず)」は、何十種類もの野菜や果物をもとにした酵素を加えているため、より効率よく栄養素を摂取できます。卵酢の継続使用によって、高かった血糖値が下がったという体験談も報告されています。
酢と卵の健康効果
酢にはクエン酸などの有機酸が含まれ、体内のエネルギー代謝を活性化する作用があります。血糖や中性脂肪が効率よく消費されることで血液がサラサラになり、血行不良の改善に役立ちます。
エネルギー代謝の活性化は糖尿病の症状であるだるさや疲れを軽快させることにもつながり、糖のエネルギー消費を促すことでたんぱく質の消費をおさえ、体重減少の抑制作用も期待できます。
一方で卵は完全栄養食品とも呼ばれ、メチオニンやビタミンE、レシチン、亜鉛など多様な栄養素を含んでいます。特にレシチンには細胞を活性化させる働きがあり、抗酸化作用にも優れています。
「卵酢」ならではの特長
松本ファームの「卵酢」は貴重な烏骨鶏の卵を殻ごと使用し、カルシウムを効率よく摂取できます。また、何十種類もの野菜や果物から抽出したエキスを使用しているため、食生活が乱れがちな方の栄養補給にもおすすめです。合成着色料や合成保存料を一切使用せず、製造のたびに大腸菌やサルモネラ菌などの検査を実施するなど安全性にも配慮しているので、小さなお子さまや妊活中の方の健康食としても飲用できます。
血糖値に気をつけて健康な毎日を
血糖値が高いまま放置すると、糖尿病をはじめとする深刻な病気を引き起こしかねません。血糖値が気になる方は食生活を見直すのはもちろん、健康食品などを気軽に取り入れながら健康な体づくりに取り組みましょう。