活習慣病と睡眠の関係とは?充分な睡眠を得るためには

生活習慣病
生活習慣病と睡眠の関係とは?充分な睡眠を得るためには

睡眠の役割について

睡眠の役割には、次のようなものが挙げられます。

・体温の調整
・ホルモンの分泌の調整
・記憶や感情を整理する
・免疫機能の調整
・細胞の新陳代謝を促し、皮膚や筋肉・骨の成長を助ける
・日中の活動で使った筋肉や内臓などを修復する

睡眠によって、人間の身体は上記のような心と身体のメンテナンスをするのです。

睡眠不足がもたらす影響

厚生労働省が実施している「国民健康・栄養調査」における項目の中で、「第3章 身体活動・運動及び睡眠に関する状況」というものがあります。平成29年度調査の結果、この中の「睡眠の状況」で、睡眠で休養が充分にとれていない人の割合が20.2%いることが分かりました。また、1日の平均睡眠時間は、6時間以上7時間未満と答えた割合が最も多く、日本人の睡眠時間の短さが表れています。
そして、OECD(経済協力開発機構)が2014年に世界29か国の15歳から64歳を対象に行った平均睡眠時間の調査でも、日本は2番目に短いという結果でした。諸外国と比べても、日本人は睡眠時間がかなり足りないと言えます。
睡眠不足の状態が続くと、先ほど挙げたメンテナンスが充分に行われなくなるため、さまざまな影響を及ぼします。以下の症状が出たら、睡眠不足のサインである可能性があるので要注意です。

・日中の慢性的な眠気
・疲れやすくなる
・集中力や注意力が下がる
・記憶力が落ちる
・イライラしやすくなる
・食欲が増してきた
・肌が荒れてきた、など

睡眠不足と似た意味で使われる言葉に「不眠」がありますが、この2つは意味が異なります。
睡眠不足は、睡眠をとる時間が充分に確保できないことを指しますが、不眠は眠るのが困難なために質の高い睡眠を得られない状態を言います。ただ、不眠も、睡眠不足と同じように、長期間続くと心身への悪影響が出ますので、しっかりと対策をとる必要があります。

睡眠不足と生活習慣病の関連とは

不眠や睡眠不足の状態が慢性的に続くと血圧や血糖値が上がりやすくなり、臓器に関する病気(腎臓病、肝臓病など)、神経系統に関する病気(うつ病、認知症など)、糖尿病や高血圧などの生活習慣病などにかかるリスクが高くなることが分かっています。
生活習慣病の中で、2型糖尿病と呼ばれるものがあります。これは、インスリン(血糖値を下げるはたらきのあるホルモン)が出にくくなったり効きにくくなったりすることで、血糖値が高くなる症状が起きるものです。睡眠不足になってしまうと、このインスリンの効き目が悪くなってしまうため、糖尿病が起きやすくなるのです。
また、睡眠時間が短い人は、長い人に比べて、高血圧を引き起こす確率が高いことも分かっています。通常、就寝中は副交感神経が優位にはたらくので、血圧は日中よりも低くなりますが、睡眠不足が続くと交感神経の方が優位にはたらいてしまいます。そうなると、寝ていても血圧が下がらないままになってしまうのです。
不眠の症状(なかなか寝つけない、夜中に目が覚めてしまう、朝早く目が覚める)がある人は、そうでない人に比べて、糖尿病にかかるリスクが1.5~2倍高くなるというデータがあります。また、睡眠時間が5時間以下の人は、高血圧を発症するリスクが2.1倍に上がったという報告があります。
生活習慣病には、他にも脂質異常症、肥満、心臓病、脳卒中などがありますが、どれも放置しておくと悪化の一途をたどっていくばかりですので、早めに対策をとることが求められます。

充分な睡眠を得るためには

生活習慣病を予防するには、さまざまな方法がありますが、ここでは睡眠の質を上げるコツを考えてみたいと思います。

・就寝時間と起床時間をできるだけ決める
・寝る前に深呼吸をして、リラックスする
・寝る前に、手と足を温める
・思い切り笑う
・ホットドリンクを飲む
・酵素が含まれる食品・飲み物をとるようにする など

酵素とは、人間の身体になくてはならないたんぱく質ですが、不足すると全身の新陳代謝が悪くなり、身体が温まりにくくなるので寝つきにも影響を及ぼします。そのため、睡眠不足を解消し質のいい眠りを確保するためには、酵素も重要な要素のひとつであると言えます。この酵素を効率よく摂取できるのが、松本ファームで作られている「卵酢」なのです。

卵酢とは、どんな飲み物なのか

卵酢とは、酢卵に酵素を配合したものです。酢卵とは何だろうと思われる方がいるかもしれませんが、酢卵の起源は古く、中国では5,000年も前から効能が知られていて、漢方でも注目されていました。ビタミン・ミネラル・アミノ酸が含まれ、完全栄養食と言われる卵と、酢に溶け出た卵の殻のカルシウム(酢酸カルシウム)が、人間の身体に吸収されやすい状態で豊富に含まれているのです。
この酢卵を作るのに、松本ファームでは烏骨鶏の卵を使用しています。烏骨鶏は古来から注目されており王侯貴族の女官に食されたと言われる健康・美容食です。良質なタンパク質、レシチン、不飽和脂肪酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンDなど重要成分がギッシリ。DHA、レシチン、リノール酸、リノレン酸なども多く含まれ、血圧の低下作用や血中コレステロールを減らす作用があります。さらに、酢に含まれる有機酸は、身体の代謝を促すはたらきを持っています。
卵酢は、料理の調味料として使えるので、酢の酸味が苦手な方でもとることができるのもポイントです。ぜひ一度、お試しになってみてはいかがでしょうか。