血糖値が低くなる「低血糖」とは
血糖値の正常値範囲は、空腹時の場合、70mg/dLから110mg/dLの間です。110mg/dLを超えると糖尿病が疑われ、70mg/dL以下の場合は、低血糖の状態となります。
低血糖は、健康な方でも運動をし過ぎたときや、空腹時に運動をしたときなどになる可能性があります。しかし、特に多くみられるのが、薬を使って糖尿病治療をしている方です。なぜなら薬の服用は血糖値の急激な低下を引き起こすことがあるからです。
低血糖の症状は?
低血糖の症状は血糖値によって3つの段階に分けられます。
(1)70mg/dL
・汗をかく
・脈が速くなる
・手や指が震える
・顔色が悪くなる
(2)50mg/dL
・目がかすむ
・頭が痛くなる
・倦怠感を抱く
上記の症状は「交感神経症状」と呼ばれ、これらは体が血糖値を上げようとすることで起こります。
(3)30mg/dL未満
・ろれつが回らなくなる
・意識をなくす
・けいれんを起こす
さらに血糖値が低くなった状態では、これらの「中枢神経症状」と呼ばれる症状が起こります。これらは脳の機能が低下するために起こる症状です。
低血糖に関係する病気
低血糖は運動をし過ぎたときや、糖尿病の方が血糖値を下げるための薬を飲んだときに起こる状態だと説明しました。しかし、ホルモンの異常で血糖値が下がってしまう病気があり、この病気のために低血糖が起きているということもあります。
インスリノーマ
インスリノーマとはインスリンを過剰に分泌する腫瘍のことをいいます。インスリンとは血糖値を下げる役割のあるホルモンのことです。この腫瘍がインスリンを出し過ぎてしまうため、血糖値が下がってしまいます。
副腎不全
副腎からは血糖値を上げるホルモンが出ています。しかし副腎がうまく働かないと、そのホルモンが出ず、血糖値が上がらないので低血糖になる恐れがあります。これが副腎不全という病気です。
低血糖の症状が出たときは
低血糖の症状が出てしまったときは、すぐに糖分を摂取します。具体的にはブドウ糖10g、砂糖20g、ブドウ糖を含んだ飲料水150~200mlなどです。そういったものが近くにない際は糖分を多く含んだジュースなどでも代用がききます。しかし、α-グルコシターゼ阻害薬を服用している方は、必ずブドウ糖を摂取するようにしてください。砂糖やジュースをブドウ糖として吸収しにくくなる作用の薬だからです。
余裕があれば、血糖値の測定をして実際にどれくらい血糖値が下がっているかを確認できるとよいでしょう。それでも症状が改善しない場合はすぐに病院へ行ってください。低血糖になりやすいという方は、すぐに糖分を摂取できるように、あらかじめ糖分を近くに用意しておくとよいかもしれません。
低血糖予防のためにできることは?
低血糖が起こらないようにするためには、自分で血糖値をコントロールすることが必要です。そのためには日常生活の中で、血糖値を自分で測定して、どういったときに血糖値が下がり、上がっているのか知ることからはじめましょう。
血糖値を家庭で計測する方法は、「血糖値の自己測定」といいます。小さな検査機器を使用し、自分で血液をとって測定します。現在糖尿病でインスリン注射薬を使用中の方、妊娠中で糖尿病治療を受けている方には保険適用される場合もあります。また、自ら薬局などで検査機を購入することもできます。計測した血糖値は、メモをしておき、かかりつけの医師に見せて相談してください。
ほかに低血糖予防で気をつけることとしては、日々の食事で多くの栄養素を摂ることがです。さまざまな栄養素を摂り、規則正しい食生活をすることが血糖値のコントロールに繋がります。では、どのような食事がよいのでしょうか。
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